2014/08/07
鍼灸治療には様々な効果がありますが、皮膚にはりを刺すことで刺激を与えることにより、体は傷が入ったと錯覚します。実際は髪の毛ほどの細いはりを刺しますのでほとんど痛みは感じません。
すると、人の体は傷を治そうと、はりを刺した部分に血液が集まり血の流れも良くなります。そうなると、筋肉の緊張が緩んだり、痛みを誘発させる物質や炎症物質を低下さ
せます。
その反応によって新陳代謝を活発にし人間が本来持っている自然治癒力を引き出して痛みや疲労症状を改善させたり予防したりする治療法です。
また、経穴(ツボ)に鍼を刺すことにより、その刺激が脳に伝わり、体を正常な状態に安定させていきます。
なかなか治らない慢性的な痛み、神経痛や体に不調のある方、体調がすぐれないけど薬に頼りたくない方や、なかなか疲れやだるさが取れないという方にもお勧めです。
肩こり・腰痛・坐骨神経痛・膝関節痛・頚肩腕症候群と言われる首・肩・腰の痛みや痺れに対し、当院の鍼灸施術は特に成果をあげています
また、はり治療には血行促進、免疫機能の向上、鎮静作用などの働きや、自然治癒力を高める効果があるため、自律神経失調症・胃腸障害・婦人科系の疾患・体質改善などにも効果があります。
体に刺した鍼に電極をつなぎ、周期的に刺激を与える事により、筋肉を内から柔らかくし、血行を促進させ疼痛を緩和させます。
円皮鍼とは小さなはりのついたテープのようなもので、はりの長さは2ミリほどで2~3日間、継続して持続的に鍼治療をする療法の事です。従来の鍼灸では施術を受けている間しか刺激を与える事が出来ませんでしたが、円皮鍼を張り付ける事により帰宅してからも刺激を与える事が可能です。
円皮鍼は受けていただいた鍼治療効果の継続、慢性化してしまった症状の治療の際に用います。長時間、経穴を刺激する事によって、体質改善をすることも出来ますし、緊張し続けた筋肉を徐々に和らげることが出来ます。
当院では継続した経穴への刺激を必要と判断した場合に用います。